
本社:〒530-0014 大阪市北区鶴野町1番9号 梅田ゲートタワー13階
創業:1998年12月2日 ( 平成10年 )
ホームページ:https://www.digitalblocks.co.jp/
システム開発、インフラ構築、自社サービス開発・販売を三つの柱とするIT企業です。Web・オープン系システム開発やITインフラ環境構築を強みとし、法人向け業務系Webアプリケーション開発に実績があります。
「キャラクターは意味がない」を覆す。
デザイン制作会社とクライアントがタッグを組み受注を掴んだ集客戦略
「クリエイティブパートナーは、本当に事業の本質を理解してくれているのか?」
—— デザイン制作を検討する経営者やマーケティング担当者が抱えるこの問いに、私たちは「事業の本質と課題を深堀りしたご提案」でお応えしています。
今回は、法人営業DXソリューション「BizBa-Lead(ビズバリード)」を開発したデジタルブロックス様とのプロジェクト。「キャラクターは意味がない」と一度はなくなったアイデアが、いかにして展示会での受注に繋がる集客の「要」に変わったのか。営業とデザインのプロがタッグを組んだ「動線×デザイン」の設計。共に成果を追求したお客様と私たちジャム・デザインの情熱あふれるお話です。
登場人物

デジタルブロックス
山口社長

デジタルブロックス
夏目CPO

デジタルブロックス
池部CSO

ジャム・デザイン
大飼ディレクター
ブランディングを確立するために。
事業の本質に迫る「深掘り」とパートナーからの「信頼」

池部CSO
当初、弊社サービス「BizBa-Lead(ビズバリード)」の認知拡大は、私一人でSNS活動などを通じて提案・実行していましたが、多くの人に知っていただくためには、サービスサイトなどの基盤が重要だと感じていました。
さらに認知を拡大していく上では、印象付けとなるキャラクターの制作や、展示会のようなリアルな場での活動を通じて、営業の枠を広げていきたいという思いも強くなりました。
製品・サービスを届け、長期的に成長させるために、ブランディングに力を入れていきたい。
ただ、ブランディングを任せるには、信用できるパートナーでなければならない。
そこで数社にコンペのお声がけをさせていただきました。

山口社長
ジャムさんのコンセプトと私たちの考えがマッチしたことが、一番の決め手になりましたね。
システムの内容と、こんなサービスをするからということだけをお伝えして、私からは「ジャムさんなりの提案をしてほしい」という形で・・・

大飼
各社の自主的なご提案を望まれていたので個性全開でいこうと思いました。

池部CSO
ジャムさんのところが一番ヒアリングが多かったですね。深掘りというか。
キャラクターやいろいろな提案が出てきて、実際そのデザインが一番うちに合っていたというところが採用の決めてになりました。

夏目CPO
提案の段階で仕上げてくれていた感がすごかったですね。
大枠のイメージがしっかりできていました。
キャラクターが一番びっくりしたかな。
何も言っていなかったのにキャラクターを作るというインパクトですね。

大飼
ありがとうございます。
SaaSや営業支援ツールなど、他社様のデザインを拝見する中で、大半が人物写真メインのベーシックなコーポレートデザインでした。その中に新規参入することになるので、差別化を図るには、キャラクターを導入するのが良いのではないかと考えました。特に大手競合のSFAやABMツール・サービスでキャラクターをうまく活用されている事例は、非常に参考になりました。
愛されるキャラクターとサービス訴求の秘密

夏目CPO
キャラクターは、本当はもう少し変えようかと別案もあったんですけど、社内の人気投票でジャムさんが提案してくれた時ナス(ときなす)営業課長に決まりました。
キャラクター提案資料


池部CSO
昔、キャラクター起用案も出たんですけど、マーケティングの外注先さんに「キャラクターを作っても全く意味ないですよ。狙っている顧客には響かない。」といったことを言われて、一度なくなったんです。
でも僕はキャラクターって愛されるから必要だと思っていました。 しかも、時ナスさん自体、大飼さんにそっくりだなと思って(笑)
(全員爆笑)

夏目CPO
哀愁漂う感じが・・・ね(笑)

池部CSO
一つのキャラクターだけでなく、上司と部下がいたのが面白いな!って思いました。

大飼
ビジネスマンの課題、 中間管理職の業務負荷をまさにビズバリードは解決してくれるんじゃないかというストーリーはどうかなと思いまして・・・

夏目CPO
BizBa-Leadのサービスサイトは、もともと集客用として1枚完結型のLP(ランディングページ)を作成していました。
しかし、SEO対策や総合的なデジタルマーケティングの観点から、コンテンツを充実させ、きちんとしたサービスページを制作する必要性を感じました。 具体的には、SEOでの流入を狙いたいという目的があります。
それに加え、質の高い展示会に出展したいという目標もあり、1枚もののページではなく、情報が網羅されたサービスページが必要でした。
特に、ご提案いただいた導入事例のコンテンツを掲載することで、その事例が最もインパクトのある訴求になったのではないかと思います。
サービスサイト


機能の魅力を伝える「4コマ漫画」がブースでの説明を劇的に変える

池部CSO
もうひとつ面白いなって思ったのが4コマ漫画。


大飼
BizBa-Lead(ビズバリード)には、主に3つの機能的な特徴があります。
1つ目は、「すぐに営業リストが作成できる」ことです。
2つ目は、「圧倒的な操作感」です。 実際にBizBa-Lead(ビズバリード)を触らせていただきましたが、内部的に効率的なレンダリング処理が使われており、レスポンスが非常に良いと感じました。
UI(ユーザーインターフェース)にも開発者の方の強いこだわりが見られ、レスポンシブデザインにおいても画面幅ごとに要素が細部まで作り込まれています。私たちインターフェースを扱う者から見ても、そのこだわりには舌を巻くほどです。何より動作速度が早い点が、この操作感の大きなポイントです。
そして3つ目は、「充実した分析機能」です。BizBa-Lead(ビズバリード)が想定するような積極的に攻めていくスタイルの営業において、その進捗管理や、活動結果を分析する機能が非常に魅力的に感じました。
この革新的な機能を効果的に説明するためには、詳細を知っていただくことよりも、まず「気になる」と感じていただくことが重要だと考えました。


大飼
そこで、その魅力を伝える手段として4コマ漫画をサービスサイトに掲載し、展示会でスタッフが着るトレーナーへのプリントも提案させていただきました。トレーナーは、4コマ漫画がフードに隠れてしまわないように、実は細部まで慎重に作らせていただいています。

夏目CPO
キャラクターと4コマがイメージしやすくて、とても良かったな。
実際にサービス説明をする時も使っていますよ。4コマや動画をブースで流したり。

池部CSO
その他にも、サービスサイト、名刺、リーフレットやステッカーも作っていただきました。
動画はもともとあったのですが、キャラクターを入れてリメイク。すべてのツールを刷新しました。




集客を最大化する「動線×デザイン」のプロの仕事

夏目CPO
おかげさまで展示会では、たくさんブースの写真を撮っていただけるんです。
「写真撮っていいですか?掲載していいですか?」 って。
インパクトがあるみたいです。


池部CSO
展示会においては、人が歩いてくる動線、流れるルートが決まっています。ブースデザインは「正面に人が来た場合、どのようなビジュアルであれば最も目立つのか」と検討を重ねました。ブースでは立ち止まってじっくり見てもらう時間が短いため、一瞬で注目してもらえることが極めて重要だからです。
展示会ブースの施工会社とジャム・デザインさんと連携し、動線設計とデザインを統合することで、結果として総合的に高い集客効果に繋がったのではないかと考えています。

大飼
ブースのデザイン面では、池部さんから動線設計などのご要望を共有いただき、製品の3つの機能をシンプルに紹介する構成にしました。文字の大きさや高さ、長さ、キャッチコピーやリード文の使い方といった視認性に細心の注意を払っています。
情熱が支える信頼関係と未来の展望

池部CSO
実は、去年までは展示会に出展したことがなかったんですよ。サービス自体もローンチしてまだ2年ほどで、小さい商工会議所主催の展示会から出て、大型の展示会に初めて出したのがビッグサイト。インテックス大阪が2回目でした。

山口社長
デジタルブロックスでは誰も持っていなかった展示会のノウハウを池部が持ってきてくれました。
「まず小さい展示会で1件受注を取れたら、次はビッグサイトに行かせてください」
と私に言ってきて、本当に1件取ってきたんです。

大飼
かっこいい・・・

池部CSO
やっぱりきっちり1件取ってやろうと思って。

大飼
営業としては、準備がちゃんとできていたら、結構自信を持っていけるものなんですか?

池部CSO
そうですね。夏目と開発メンバーの情熱がすごいので、要望も含めてどんどん更新していくし、そのスピード感が素晴らしい。そして、やっぱりいい製品だなって自分が本心で思えるから自信を持てるのかもしれません。

夏目CPO
次のサービスや企画をどうするかというアイデアは、今まさにランチ会でご飯を食べながら話している段階です。そうしたフランクな場で生まれるアイデアも大切にしています。
もちろん、投資費用で「予算を大胆に投入する」という話にはなりません。限られた予算の中で、できること、一番効果が高そうなことを見極め、「まずはキャッシュを稼ごう」という話を優先しています。
その上で、新たなプロモーションとして、ずっとCMの話はしているのですが、最近はテレビよりも、タクシーCMがBtoBに強いという話もよく聞きますね。将来的には、効果的なCM施策を検討中です。


池部CSO
ジャムさんとは信頼関係が深まり、今では社長もそうですけど、何かあったらちょっと相談しようってほとんどの人が言っています。何か考えてもらおうかなと。

山口社長
事業開発の初期段階からジャムさんがセットで参加してくださっている状況です。新しい事業や企画を進める際、まずジャムさんに企画を送って、資料化やアイデアの整理をお願いしています。

大飼
ありがとうございます。
トータルで任せていただいて、クリエイティブディレクションと言いますか、一つのコンセプトで全体を作り上げていくことができ、もしかしたら、僕が一番楽しんでいるプロジェクトかもしれません。

デジタルブロックスのみなさま、ありがとうございました!